牛肉( 黒毛和牛 )の話|丸正タケダ
いつもブログを見て頂きありがとうございます。
ブログも少し時間がたってしましましたが、今回は「牛肉」について書いてみます。
今日は特に皆さんの食卓でいつも食べている国産牛肉についてです。
輸入牛肉については次回のブログでお伝えします。
一口に国産牛肉と言っても「和牛」「交雑牛」「ホルスタイン」と大きく分けて3つに分類されます。
「和牛」というのは黒毛和種、褐色和種、無角和種、日本短角和種の4つに分かれています。
自分も長くこの業界にいますがほとんどは黒毛和種(日本全域)で一部褐色和種(主に九州南部)がありもっと狭い範囲で日本短角和種(主に岩手県)があり、無角和種というのは一度も見たことがありません。
和牛というのは黒毛和牛種と黒毛和牛種で交配を行い生まれた子供のことで、黒毛和種x褐色和種では交雑種になってしまいます。
特に今日はいつも食べている黒毛和種について書いていきたいと思います。
黒毛和種は文字どうり「黒毛」の牛です。
「サシ」が入りやすいのが特徴です。
生まれたときから大切に育てられているんです。
飼育期間は基本的に27か月~36か月2年から3年も育てるのにかかるんですね。
なので特に高価です。ただ口の中に広がる美味しさはたまりません。
次に「交雑牛」について書いていきます。
交雑と言うと皆さんはどんなイメージが湧きますか?
交雑牛というのはホルスタインの雌に和牛の種を交配させたもの(他にも種類ありますが)総称です。
皆さんはあまり聞かないかもしれませんがF1とも呼ばれています。飼育期間も24か月~32か月と短いのですが、大きく育つという事と価格が安いと言うメリットがあります。
またサシと呼ばれる赤身の間にある脂肪も適度に入っていて美味しいですよ。
実は食用牛肉の約70%が交雑牛なんですよ。
安価でサシもしっかり入っていて美味しいのでぜひ一度食べて見て下さいね。